■素数等差数列(その2)
【1】シンツェル仮説(シンツェル予想)
シンツェル仮説とは,以下の問題を含み,それらをまとめて拡張した予想です.
[1]双子素数(n,n+2)は無限個存在する
[2]n^2+1型素数は無限個存在する
[3]an+b型素数は無限個存在する(算術級数の素数定理,ディリクレ,1837年)
[41三つ子素数(n,n+2,n+6)は無限個存在する
[5]n^2+4型素数は無限個存在する
[6]2^n−1型素数,2^n+1型素数は無限個存在する
[7]4以上のどんな偶数も必ず2個の素数の和として表される(ゴールドバッハ予想)
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【2】シンツェル仮説
シンツェル仮説によれば,公差が30030で長さが13の素数等差数列が無限に存在する.いまのところ,公差が60060で長さが13の素数等差数列
[1]4943+60060・kは0≦l≦12に対して素数となる.
はわかっているが,公差が30030の
[2]23143+30030・kは0≦l≦11に対して素数となる.
の長さは12である.
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【3】シンツェル仮説
シンツェル仮説によれば,連続した100個の整数で,その中に素数が23個含まれるようなものが無限にある.
2≦p≦101には26個含まれている.25個,24個の素数を含む連続した100個の数は有限個しかない.
しかし,シンツェル仮説によれば,23個の場合は無限にある.・・・はじめの100個の整数ではそうなっているが,それ以外では知られていない.
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