■置換多面体の空間充填性(その240)

[1]n次元正単体αnにおいて,k次元胞に接する(それを含む)m次元胞(m>k)は,双対を考えて,n−k次元胞内のn−m次元胞と同数,

  (n−k,n−m)

が得られます.

[2]n次元正軸体βnにおいて,k次元胞に接する(それを含む)m次元胞(m>k)は,2項係数を使って,

  2^m-k(n−1−k,n−1−m)=2^m-k(n−1−k,m−k)

です.

[3]n次元立方体γnにおいて,k次元胞に接する(それを含む)m次元胞(m>k)は,双対を考えて,n−k次元胞内のn−m次元胞と同数,

  (n−k,n−m)

が得られます.

 (その239)−(その240)では,k=0の場合,すなわち,

[1](n,m)

[2]2^m(n−1,m)

[3](n,m)

となり,それぞれ1次元低い正単体,正軸体,正単体の面数公式

  (n+1,k+1),2^k+1(n,k+1)

に一致したというわけです.

 準正多面体では,いまあるm次元面と新たにできるm次元面を数え上げることになります.

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