■素数定理の深化(その2)

【1】双子素数

 (p,p+2)がともに素数となるとき,三つ子素数と定義すると

p=1(mod3)のとき,p+2=0  (mod3)

p=2(mod3)のとき,p+2=1  (mod3)

→pは3n+2型素数でなければならない.

p=1(mod5)のとき,p+2=3  (mod5)

p=2(mod5)のとき,p+2=4  (mod5)

p=3(mod5)のとき,p+2=0  (mod5)

p=4(mod5)のとき,p+2=1  (mod5)

→pは5n+1型素数または5n+2型素数または5n+4型素数でなければならない.

 双子素数(p,p+2)について,mod3,mod5で考えた結果,pは30n+11型素数または30n+17型素数または30n+29型素数でなければならないことがわかる.

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