■多面体スーパーボール
駐車場で奇妙な形の非球体スーパーボールを拾った.多面体スーパーボールである.何面体なのか数えてみた.
===================================
[1]北極と南極に八角形面が計2枚ある.
[2]北極の辺には等脚台形が計8枚連結しで,ゾーンを作っている.
[3]さらににその赤道側には細い三角形が計8枚とその間を埋めるように太い三角形が計8枚あり,三角形計16枚よりなるゾーンを作っている.
[4]そのゾーンと赤道の間には三角形16枚よりなるゾーンがあり,南半球と連なっていく.
したがって,面数は(1+8+16+16)×2=82面,辺の数は面倒くさいからあと回りにして,頂点数は
(8+8+8+8/2)×2=56
辺数は
56−e+82=2
より,e=136となる.
===================================
8角形2枚,4角形16枚,3角形64枚
であることから,検算すると
8・2+4・16+3・64=272=2e
頂点次数を調べてみると,次数3が16点,5が16点,6が24点あり,
3・16+5・16+6・24=272=2e
となって合致した.
===================================
しかし,多面体である利点,82面体である必要性については皆目見当がつかない.爆縮レンズの話を聞いたことがあるが,球体に比べ反発力が増すのであろうか? 一体,誰が何のためにデザインしたのだろう.ご存知の方がおられたら教えて欲しい.
===================================