■置換多面体の空間充填性(その151)
(その150)の問いかけに対する,多面体的組み合わせ論的答えを掲げる.
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1→2→3→4と変化する数列は{n}=(n,1),すなわち,正単体の頂点数を表す数列,1→2→4→8と変化する数列は{2^n-1}は立方体(正測体)の頂点数を表す数列である.
しかし,
[1]1→2→5→20
[2]1→2→3→6
と変化する数列ははたして数列と読んでいいものか,答えをいうと
[1]は点における頂点数,線分における頂点数,正5角形における頂点数,正12面体における頂点数の並びである.次に続くものは正120胞体における頂点数600であるが,それでおしまいとなる.
[2]は点における頂点数,線分における頂点数,正3角形における頂点数,正8面体における頂点数の並びである.次に続くものは正24胞体における頂点数24であるが,それでおしまいとなる.
また,パスカルの三角形
1 2 1
1 3 3 1
1 4 6 4 1
も同様である.1 2 1は点における頂点数,線分における頂点数,線分における辺数,1 3 3 1は点における頂点数,正3角形における頂点数,正3角形における辺数,正三角形における面数である.1 4 6 4 1は点における頂点数,正4面体における頂点数,正4面体における辺数,正4面体における面数である(単体版).
すると,1 4 4 1の正体はその立方体版であって,点における頂点数,正方形における頂点数,正方形における辺数,正方形における面数ということになる.
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