正n角形の枠を(n−2)公転について1回自転させたときの包絡線の方程式は
x=asinθsin(n−1)θ−Rsinθ+(n−1)acosθcos(n−1)θ
y=acosθsin(n−1)θ−Rcosθ−(n−1)asinθcos(n−1)θ
で表されます.
x=(n−1)acos(n−1)θ・cosθ+(asin(n−1)θ−R)・sinθ
y=−(n−1)acos(n−1)θ・sinθ+(asin(n−1)θ−R)・cosθ
と整理し,
v=(vx,vy)=((n−1)acos(n−1)θ,asin(n−1)θ−R)
er=(cosθ,sinθ)
eθ=(−sinθ,cosθ)
すなわち,erはr方向の単位ベクトル,eθはそれと直交する単位ベクトルとすると
(x,y)=vxer+vyeθ
となって,包絡線の性質について大ざっぱにいえば楕円を回転させたものと考えることができます.
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【1】包絡線の描画
0<θ<2π/nの範囲を黄色,2π/n<θ<2πの範囲を白色として,包絡線を描画しました.n=3の場合,魚の尻尾のような突起を生ずることはわかっていたのですが,一見,正n角形の枠にうまく内接しているようにみえたn=4,5,6の場合にも突起のあることがわかります.
[1]n=3
[2]n=4
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【2】雑感
あらかじめ与えられた正n角形の枠を(n−2)公転について1回自転させれば,正n角形に内接しながら回転することができる円以外の凸閉曲線が得られるのではないかという発想はどうやらアイディア倒れだったようですが,まだ改善の余地は残っていると思われます.引き続き検討していきたいと考えています.
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