■らせんの問題(その4)
対数らせんやアルキメデスのらせんは発散するらせんであった.テオドロスのらせんの漸近挙動もアルキメデスのらせんに近づいていくことがわかっている.
それに対して,オイラーらせんにおいて,オイラー級数の収束速度は非常に遅く,その結果,点Pkはゆっくり外向きの螺線を描きながら半径π/√6の極限円に限りなく近づく収束するらせんである.
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オイラーの公式:exp(iθ)=cosθ+isinθにθ=πを代入すると,
exp(iπ)=cosπ+isinπ=−1
となります.
exp(iπ)=1+iπ−π^2/2!−iπ^3/3!+π^4/4!+iπ^5/5!−π^6/6!−iπ^7/7!+π^8/8!+・・・
を1項ずるらせんを描くように複素平面上にプロットしていくと10項くらいでほぼ−1に収束していくのがわかります.
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