■置換多面体の空間充填性(その85)
頂点周囲に集まるn−k次元面数を求めているが,k=1の場合しか成功していない.しかし,理由はまだ見つかっていない.おそらく,元々あったものを数えているだけで,切頂面との間に新たにできるものを見落としている可能性が高い.
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[1]n=6のとき{3,3,3,3,4}(0,0,1,0,0,0)
4次元面は
切頂面{3,3,4}(1,0,0,0)3個・・・頂点数8
n−2次元面{3,3,3}(0,0,1,0)12個・・・頂点数10
f4=(3/8+12/10)・f0
f0=160→f4=60+192=252→NG
もし,後者が3倍になれば
f3=(3/8+36/10)・f0
f0=160→f3=60+576=636→OK (偶然?)
そこで,
[a]切頂5次元面は{3,3,3,4}(0,1,0,0,0)3個
これは{3,3,3,4}をP1で切頂したものであるから,頂点に集まる4次元面は
{3,3,4}(1,0,0,0)2個・・・頂点数8
{3,3,3}(0,1,0,0)8個・・・頂点数10
[b]ファセット5次元面は{3,3,3,3}(0,0,1,0,0)8個
これは{3,3,3,3}をP2で切頂したものであるから,頂点に集まる4次元面は
{3,3,3}(0,0,1,0)3個・・・頂点数10
{3,3,3}(0,1,0,0)3個・・・頂点数10
[a][b]より,両者の共通して存在する
{3,3,3}(0,1,0,0)24個・・・頂点数10
が[1]に掲げたもの以外にできるのではないかと思える.
もし,それが正しければ
f3=(3/8+36/10)・f0
f0=160→f3=60+576=636→OK (必然?)
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[2]n=5のとき,{3,3,3,4}(01100),f0=240
3次元面は
切頂面{3,4}(1,0,0)1個・・・頂点数6
n−2次元面{3,3}(0,1,1)4個・・・頂点数12
f3=(1/6+4/12)・f0
f0=240→f3=120→NG
もし,後者が3倍になれば
f3=(1/6+12/12)・f0
f0=240→f3=40+240=280→OK (偶然?)
そこで,
切頂点の周囲には
切頂面{3,3,4}(1100)2個・・・頂点数48
4次元面{3,3}(0110)4個・・・頂点数30
f4=(2/48+4/30)・f0=10+32=42
[a]さらに切頂点の周囲の3次元面に関しては
切頂面{3,3,4}(1100)2個・・・頂点数48
これは{3,3,4}をP0−P1で切頂したものであるから,頂点に集まる3次元面は
{3,4}(100)2個・・・頂点数6
{3,3}(110)4個・・・頂点数12
[b]4次元面{3,3,3}(0110)4個・・・頂点数6
これは{3,3,3}をP1−P2で切頂したものであるから,頂点に集まる3次元面は
{3,3}(011)2個・・・頂点数12
{3,3}(110)2個・・・頂点数12
[a][b]より,両者の共通して存在する
{3,3}(1,1,0)8個・・・頂点数12
が[2]に掲げたもの以外にできるのではないかと思える.
もし,それが正しければ
f3=(1/6+12/12)・f0
f0=240→f3=40+240=280→OK (必然?)
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