■置換多面体の空間充填性(その49)
直観的には,立方体の場合(2^4=16)よりも少なくなると思われ,正16胞体では10個,正24胞体では8個になる,すなわち,辺接触,2次元面接触などは関与していない方を支持したいところである.その理由は立方体の二胞角は90°であるのに対して,正16胞体と正24胞体の二胞角は120°であるからである.
空間充填2(2^n−1)胞体と2^n+2n胞体の二胞角も>90°であり,その場合,辺接触,面接触,・・・は考慮する必要はない.
空間充填型の頂点周囲に集まる胞体数は,(2次元の正三角形充填の場合を除いて)立方体の場合が最大2^n個であって,置換多面体の場合が最小n+1個であって,空間充填2^n+2n胞体では両者の中間
n=2→3<4≦2^2
n=3→4≦4<2^3
n=4→5<8<2^4
n=5→6<8<2^5
n=6→7<12<2^6
n=7→8<12<2^7
n=8→9<22<2^8
n=9→10<22<2^9
n=10→11<38<2^10
n=11→12<38<2^11
なるものと推測されるのである.
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