■単純リー環を使った面数数え上げ(その195)
正24胞体の中心を原点として,それを原正多胞体とする準正多胞体が,整数多面体(格子多面体)になるかどうか調べ直してみたい.
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正24胞体の頂点を
(±1,±1,±1,±1),(±2,0,0,0),(0,±2,0,0),(0,0,±2,0),(0,0,0,±2)
とする.
胞は,
x1+x2=2,x1+x3=2,x1+x4=2,
x2+x3=2,x2+x4=2,x3+x4=2
で表される.この胞上の点Q(x1,x2,x3,x4)を切頂切稜点としたいが,これではうまくいきそうにない.
x1+x2=2,x2−x3=2,−x3−x4=2,x1≧x2≧x3≧x4
でも同様であるが,ともかく計算してみると
[1]{3,4,3}(1110)の場合
(x1−x2)/√2=(x2−x3)/√2=(x3−x4)/√2=L
x4=0
→x3=L√2,x2=x3+L√2,x1=x2+L√2
となって等差数列→整数多面体(格子多面体)になることがわかる.正24胞体系ではこれ以外にはない.
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