■置換多面体の空間充填性(その23)
【1】6次元(x√3)
最終的に頂点(x,x,x,0,0,0)の周囲に集まることができる中心座標を探すことになる.
中心から頂点までの距離はx√3であるから,このなかで(x,x,x,0,0,0)までの距離がx√3であるのは,
(x,x,x,x,x,x),(x,x,x,x,x,−x),(x,x,x,x,−x,x),(x,x,x,−x,x,x),(x,x,x,x,−x,−x),(x,x,x,−x,x,−x),(x,x,x,−x,−x,x),(x,x,x,−x,−x,−x)の8つである.
さらに,(2x,2x,2x,0,0,0)も(x,x,x,0,0,0)の周囲に集まることができる.→n=6のとき,この図形の頂点のまわりには10個の図形が集まる.
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【2】7次元(x・√13/2)
最終的に頂点(x,x,x,x/2,0,0,0)の周囲に集まることができる中心座標を探すことになる.
中心から頂点までの距離はx・√13/2であるから,このなかで(x,x,x,x/2,0,0,0)までの距離がx・√13/2であるのは,
(x,x,x,x,x,x,x),(x,x,x,x,x,x,−x),(x,x,x,x,x,−x,x),(x,x,x,x,−x,x,x),(x,x,x,x,x,−x,−x),(x,x,x,x,−x,x,−x),(x,x,x,x,−x,−x,x),(x,x,x,x,−x,−x,−x)の8つである.
さらに,(2x,2x,2x,x,0,0,0)も(x,x,x,x/2,0,0,0)の周囲に集まることができる.
さらに,(2x,x,x,−x,0,0,0),(x,2x,x,−x,0,0,0)(x,x,2x,−x,0,0,0)も(x,x,x,x/2,0,0,0)からの距離がx・√13/2である.これも入れれば,n=7のときはこの図形の頂点のまわりには13個の図形が集まることになる.
m^2+(3/2)^2=k+1/4,m=1
であるが,nが7以上の奇数であれば,このような解は常にあり得る.
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