■単純リー環を使った面数数え上げ(その180)

 (その179)の計算式を検算しておきたい.

 1辺の長さ1の正三角形2個が蝶番で結ばれた空間四角形

  a=b=c=d=e=1,f=H={(10−2√5)/5}^1/2

を考える.これを水平面で2等分して体積を求めると,底面積は

  (3−H^2)^1/2/4

高さはH/2であるから,体積は

  V={H^2(3−H^2)}^1/2/12

 体積が最大になるのはH=1(正四面体)のときだろうか? 微分を使ってもよいのであるが,すぐに

  H^2=(3−H^2)

より,H=√(3/2)のとき,最大値V=1/8をとることがわかる.

 意外な結果であったが,微分を使って再検.

  12V’=1/2・(6H−4H^3)/{H^2(3−H^2)}^1/2

V’=0となるのは,H=√(3/2)のときである.

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