■置換多面体の空間充填性(その11)

 置換多面体では全体を1次元あげて,n+1次元超平面上でn+1個の並進ベクトルを構成しました.すると1つの図形の頂点のまわりにn+1個の図形が集まることになり,原始的空間充填図形になることがわかります.

 ミンコフスキー型はわかりましたが,BCC型空間充填ではどうなるのでしょうか?

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 BCC型空間充填図形では並進ベクトル数は,2^n-1個と考えられます.(それが正しいとすると)1つの図形の頂点のまわりに2^n-1個の図形が集まった空間充填図形になり,両者はn=3のときだけ一致することになります.

  n+1=2^n-1

 しかし,BCC型空間充填において,n=2のときは,正方形の頂点のまわりには4個の図形が集まりますので,一致しません.n=2のときだけが例外であればいいのですが・・・

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