■置換多面体の空間充填性(その10)

 2次元置換多面体では,

  (1,1,−2),(1,−2,1),(−2,1,1)

を選び,平行移動させると,

 (1,2,3)→(2,3,1)

 (1,3,2)→(2,1,3)

 (2,1,3)→(3,2,1)

 (2,3,1)→(3,1,2)

 (3,1,2)→(1,2,3)

 (3,2,1)→(1,3,2)

 2次元置換多面体では,

  (1,1,1,−3),(1,1,−3,1)

  (1,−3,1,1),(−3,1,1,1)

を選び,平行移動させると,

 (1,2,3,4)→(2,3,4,1)

 (1,2,4,3)→(2,3,1,4)

 (1,3,2,4)→(2,4,3,1)

 (1,3,4,2)→(2,4,1,3)

 (1,4,2,3)→(2,1,3,4)

 (1,4,3,2)→(2,1,4,3)

 一般に,空間充填図形では(1,1,・・・1)に直交する

  (x1,x2,・・・,xn)

  x1+x2+・・・+xn=0

  x1=x2=・・・=xn  (mod n)

となるようなn個の並進ベクトルを選ぶことによって,

  1→2,2→3,・・・,n−1→n,n→1

となる巡回置換が可能であることになる.

 これ以外の置換はないのだろうか?

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