■立方体の断面(その4)
n半立方体の切断回数は2^n-1である.1回の切断によってn−1正単体ができる.すなわち,2立方体の切断面は線分が2本,3立方体の切断面は正三角形が4面(正四面体),4立方体の切断面は正四面体が8個である.さらに8個の正四面体(3次半立方体)が加わって正16胞体となる.
5立方体の切断面は正5胞体が16個である.さらに10個の正16胞体(4次半立方体)が加わる.6次元になると,切断面に5次元の正単体32個,さらに5次元の半立方体12個と囲まれた図形となる.
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すなわち,ファセットは
2^n-1個のn−1正単体と2n個のn−1半立方体
からなる.fn-1=2^n-1+2n,また,f0=2^n-1
これらに相当する準正多面体があるかどうかを調べてみる.
5次元:(16,80,160,120,26)→なし
6次元:(32,240,640,640,252,44)→なし
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