■正八面体の断面(その2)
正八面体の中心を通る断面を考える.うまく切ると正六角形が現れる.中川宏さん製作の木工模型を掲げる.
ところで,(その1)では
[1]位相的には{3}(11)に等しい.
[2]位相的には{3,3}(101)に等しい.
[3]位相的には{3,3,3}(1001)に等しい.
[4]位相的には{3,3,3,3}(10001)に等しい.
[5]位相的には{3,3,3,3,3}(100001)に等しい.
[6]位相的には{3,3,3,3,3,3}(1000001)に等しい.
と書いたが,「位相的」は不要と思われる.
4次元では,頂点座標は
±(1,−1,0,0),±(1,0,−1,0),±(1,0,0,−1)
±(0,1,−1,0),±(0,1,0,−1),±(0,0,1,−1)
と書くことができるが,これが立方八面体f=(12,24,14)であることを確認するためにはどうすべきであろうか?
たとえば,
P1(2,2,0,0),P2(2,−2,0,0)
P3(0,0,2,2),P4(0,0,2,−2)
を
Q1(4,0,0,0),Q2(0,4,0,0)
Q3(0,0,4,0),Q4(0,0,0,4)
に写す直交変換
[1, 1,0, 0]
[1,−1,0, 0]
[0, 0,1, 1]
[0, 0,1,−1]
を使っても,4次元座標が4次元座標に移るだけなので,そのままではうまくいかないはずである.
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