■単純リー環を使った面数数え上げ(その157)

 5回回転対称図形に関しても

  {3,4}(100):√2/3

  {3,4}(010):5√2/3

  {3,4}(001):1

  {3,4}(110):8√2

  {3,4}(101):(12+10√2)/3

  {3,4}(011):(21+14√2)/3

  {3,4}(111):22+14√2

のようなの初期値を与えておきたいが,サッカーボール:{3,5}(110)の例のように簡単な形では表せなさそうである.

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【1】正5角形と正10角形

 1辺の長さ1の正5角形の面積は

  1/2・tan54°×5/2={(5+2√5)/5}^1/2・5/4

で与えられる.

 1辺の長さ1の正10角形の面積は

  1/2・tan72°×5/2={(5+2√5)}^1/2・10/4

で与えられる.

 これらに関してもτの簡単な関数の形で与えておきたいところではあるが・・・.

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【2】初期値

[1]2次元正単体系

  {3}(10):√3/4

  {3}(01):√3/4

  {3}(11):3√3/2

[2]2次元正軸体系

  {4}(10):1

  {4}(01):1

  {4}(11):2+2√2

[3]2次元5回回転対称図形

  {5}(10):{(5+2√5)/5}^1/2・5/4

  {5}(01):{(5+2√5)/5}^1/2・5/4

  {5}(11):{(5+2√5)}^1/2・10/4

 結局,初期値として活用するのは2次元までとし,3次元以上ではコンピュータ計算させるのがよいと思われる.

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