■単純リー環を使った面数数え上げ(その141)
基本単体とは正多面体の頂点,辺の中心,面の中心,体の中心の4点を結んでできる直角四面体である.正八面体の基本単体の高さは正四面体の基本単体の2倍である.
面が正三角形である正多面体はもう一つある.二面角は補角にならないだろうが,高さは正四面体の基本単体の整数倍になるだろうか?
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【1】正四面体
正四面体の1/24の直角四面体で,
P0(0,0,0)
P1(1,0,0)
P2(1,√(1/3),0)
P3(1,√(1/3),1/2・√(2/3))
にとることができる.底面は(30°,60°,90°)の直角三角形である.
その二面角は(90°,90°,90°,60°,60°,35.2644°)になる.
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【2】正八面体
正八面体の1/48の直角四面体で,
P0(0,0,0)
P1(1,0,0)
P2(1,√(1/3),0)
P3(1,√(1/3),√(2/3))
にとることができる.底面は(30°,60°,90°)の直角三角形である.高さは正四面体の基本単体の2倍である.
その二面角は(90°,90°,90°,60°,45°,54.7656°)になる.
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【3】正20面体
正20面体の1/120の直角四面体で,θ=π/6として
P0(0,0,0)
P1(1,0,0)
P2(1,tanθ,0)=(1,√(1/3),0)
P3(1,tanθ,τ^2/2cosθ)=(1,√(1/3),τ^2/√3)
にとることができる.底面は(30°,60°,90°)の直角三角形である.その高さは正四面体の基本単体の有理数倍にはならないことが確かめられた.
その二面角は(90°,90°,90°,60°,36°,69.0949°)になる.
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