■単純リー環を使った面数数え上げ(その137)

 正24胞体系の切頂多面体に対してもアルゴリズムの正しさが確認された.次に,正24胞体系の切頂切稜多面体で試してみたい.

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[6](1010)→f=(288,864,720,144)

 P0まで消失する.

頂点に{4,3}(010)→f=(12,24,14)ができる.

ファセットに{3,4}(101)

{4,3}(010)→f=(12,24,14),1

{3}(10)→f=(3,3),1

{}(0)→f=(1),0

()→f=(1),0

f0=24・12=288  (OK)

f1=24・24+96・3=864  (OK)

f2=24・14+96・3+96・1=720  (OK)

f3=24・1+96・1+96・0+24・1=144  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[7](1001)→f=(144,576,672,240)

 P0まで消失する.

頂点に{4,3}(001)→f=(6,12,8)ができる.

ファセットに{3,4}(100)

{4,3}(001)→f=(6,12,8),1

{3}(01)→f=(3,3),1

{}(1)→f=(2),1

f0=24・6=144  (OK)

f1=24・12+96・3=576  (OK)

f2=24・8+96・3+96・2=672  (OK)

f3=24・1+96・1+96・1+24・1=240  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[9](0101)→f=(288,864,720,144)

 P1まで消失する.

頂点に{4,3}(101)→f=(24,48,26)ができる.

ファセットに{3,4}(010)

{4,3}(101)→f=(24,48,26),1

{3}(01)→f=(3,3),1

{}(1)→f=(2),1

f0=24・24−96・3=288  (OK)

f1=24・48−96・3=864  (OK)

f2=24・26−96・1+96・2=720  (OK)

f3=24・1−96・0+96・1+24・1=144  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[11](1110)→f=(576,1152,720,144)

 P0まで消失する.

頂点に{4,3}(110)→f=(24,36,14)ができる.

ファセットに{3,4}(111)

{4,3}(110)→f=(24,36,14),1

{3}(10)→f=(3,3),1

{}(0)→f=(1),0

f0=24・24=576  (OK)

f1=24・36+96・3=1152  (OK)

f2=24・14+96・3+96・1=720  (OK)

f3=24・1+96・1+96・0+24・1=144  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[12](1101)→f=(576,1440,1104,240)

 P0まで消失する.

頂点に{4,3}(101)→f=(24,48,26)ができる.

ファセットに{3,4}(110)

{4,3}(101)→f=(24,48,26),1

{3}(01)→f=(3,3),1

{}(1)→f=(2),1

f0=24・24=576  (OK)

f1=24・48+96・3=1440  (OK)

f2=24・26+96・3+96・2=1104  (OK)

f3=24・1+96・1+96・1+24・1=240  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[13](1011)→f=(576,1440,1104,240)

 P0まで消失する.

頂点に{4,3}(011)→f=(24,36,14)ができる.

ファセットに{3,4}(101)

{4,3}(011)→f=(24,36,14),1

{3}(11)→f=(6,6),1

{}(1)→f=(2),1

f0=24・24=576  (OK)

f1=24・36+96・6=1440  (OK)

f2=24・14+96・6+96・2=1104  (OK)

f3=24・1+96・1+96・1+24・1=240  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[14](0111)→f=(576,1152,720,144)

 P1まで消失する.

頂点に{4,3}(111)→f=(48,72,26)ができる.

ファセットに{3,4}(011)

{4,3}(111)→f=(48,72,26),1

{3}(11)→f=(6,6),1

{}(1)→f=(2),1

f0=24・48−96・6=576  (OK)

f1=24・72−96・6=1152  (OK)

f2=24・26−96・1+96・2=720  (OK)

f3=24・1−96・0+96・1+24・1=144  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[15](1111)→f=(1152,2304,1392,240)

 P0まで消失する.

頂点に{4,3}(111)→f=(48,72,26)ができる.

ファセットに{3,4}(111)

{4,3}(111)→f=(48,72,26),1

{3}(11)→f=(6,6),1

{}(1)→f=(2),1

f0=24・48=1152  (OK)

f1=24・72+96・6=2304  (OK)

f2=24・26+96・6+96・2=1392  (OK)

f3=24・1+96・1+96・1+24・1=240  (OK)

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【まとめ】

 正24胞体系に対しても面数アルゴリズムの正しさが確認された.同時に体積公式のめども付いた.

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