■基本単体の計量(その5)
【1】正八面体
正八面体の1/48の直角四面体で,
P0(0,0,0)
P1(1,0,0)
P2(1,√(1/3),0)
P3(1,√(1/3),√(2/3))
にとることができる.底面は(30°,60°,90°)の直角三角形である.高さは正四面体の基本単体の2倍である.
その二面角は(90°,90°,90°,60°,45°,54.7656°)になる.
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【2】立方体
立方体の1/48の直角四面体で,
P0(0,0,0)
P1(1,0,0)
P2(1,1,0)
P3(1,1,1)
にとることができる.底面は(45°,45°,90°)の直角三角形である.
この直角四面体はテトラドロンと(勝手に)呼んでいる図形であって,その二面角は(90°,90°,90°,60°,45°,45°)になる.
二面角だけみると正八面体の二面角(90°,90°,90°,60°,45°,54.7656°)とはひとつだけ異なり,正四面体の二面角(90°,90°,90°,60°,60°,35.2644°)とは2つ異なっている.
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【3】立方体の基本単体−正八面体の基本単体
中川宏さんからおもしろい話を伺った.上記のことを利用して立方体の基本単体から,正八面体の基本単体を切り出すことができる.
その木工模型を掲げる.写真左がテトラドロン,写真右が正八面体の基本単体である.中央手前が正八面体の基本単体,奥が立方体の基本単体から正八面体の基本単体を切り取った残りの五面体である.
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