■単純リー環を使った面数数え上げ(その81)

 4次元多面体を扱ってみたい.

===================================

【1】(0100)→f=(24,96,96,24)

 頂点に(100)→(6,12,8)ができる.原正多面体は頂点と辺が消失する.正八面体同士は点で重複する.

f0=8・6−24・1=24  (OK)

f1=8・12−24・0=96  (OK)

f2=8・8+32・1=96  (OK)

f3=8・1+16・1=24  (OK)

 これは正24胞体で,空間充填図形である.

===================================

【2】(1010)→f=(96,288,240,48)

 頂点に(010)→f=(12,24,14)ができる. 頂点に(010),辺に(10)柱ができる.これでおしまい.(辺上で(10)→f=(4,4)が重複するのではない).原正多面体は頂点が消失する.

(010)→f=(12,24,14)

(01)→f=(4,4)

(1)→f=(1)

(1)

f0=8・12=96  (OK)

f1=8・24+24・4=288  (OK)

f2=8・14+24・4+32・(1)=240  (OK)

f3=8+24+16=48はワイソフ算術で計算 (OK)

 これは切頂正24胞体であり,空間充填図形にはならない.

===================================

【3】(1110)→f=(192,384,240,48)

 頂点に(110),辺に(10)柱ができている.

(110)→f=(24,36,14)

(01)→f=(4,4)

f0=8・24=192  (OK)

f1=8・36+24・4=384  (OK)

f2=8・14+24・4+32・1=240  (OK)

f3=8+24+16=48はワイソフ算術で計算 (OK)

 これも切頂正24胞体であり,空間充填図形にはならない.

===================================