■単純リー環を使った面数数え上げ(その70)

 正単体系でも正軸体系でも,

(1)→(1010),(1110)

(2)→(0101),(0111),(1101),(1011)

となったが,両者の使い分けがわからない.

[1]最後の桁が0の場合は,途中で切稜が終了するから(1)

[2]最後の桁が1の場合は,最後まで切稜が続くから(2)

ということなのであろう.5次元正軸体系を調べてみよう.

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【1】正軸体系(10100)→f=(240,1200,1520,640,82)

 頂点に(0100),辺に(100)柱?

(0100)→f=(24,96,96,24)

(100)→f=(6,12,8)

(1)

f0=10・24=240  (OK)

f1=10・96+40・6=1200  (OK)

f2=10・96+40・12+80・1=1520  (OK)

f3=10・24+40・8+80・0+80・(1)=640  (OK)

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【2】正軸体系(10010)→f=(320,1440,2160,1200,162)

 頂点に(0010),辺に(100)柱?

(0010)→f=(32,96,88,24)

(010)→f=(12,24,14)

(10)→f=(4,4)

(1)

f0=10・32=320  (OK)

f1=10・96+40・12=1440  (OK)

f2=10・88+40・24+80・4=2160  (OK)

f3=10・24+40・14+80・4+80・(1)=1200  (OK)

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【3】正軸体系(01010)→f=(480,1920,2160,840,122)

 頂点に(1010)ができているが,辺は消失していて,(010)柱を重複して数え上げていることになる.

(1010)→f=(96,288,240,48)

(010)→f=(12,24,14)

(10)→f=(4,4)

(1)

f0=10・96−40・12=480  (OK)

f1=10・288−40・24=1920  (OK)

f2=10・240−40・14+80・4=2160  (OK)

f3=10・48−40・1+80・4+80・(1)=840  (OK)

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【4】正軸体系(01001)→f=(320,1440,2160,1240,202)

 頂点に(1001)ができているが,辺は消失していて,(001)柱を重複して数え上げていることになる.

(1001)→f=(64,192,208,80)

(001)→f=(8,12,6)

(01)→f=(4,4)

(2)

f0=10・64−40・8=320  (OK)

f1=10・192−40・12=1440  (OK)

f2=10・208−40・6+80・4=2160  (OK)

f3=10・80−40・1+80・4+80・(2)=1240  (OK)

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【5】正軸体系(11100)→f=(480,1440,1520,640,82)

 頂点に(1100),辺に(100)柱?

(1100)→f=(48,120,96,24)

(100)→f=(6,12,8)

(1)

f0=10・48=480  (OK)

f1=10・120+40・6=1440  (OK)

f2=10・96+40・12+80・1=1520  (OK)

f3=10・24+40・8+80・0+80・(1)=640  (OK)

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【6】正軸体系(11010)→f=(960,3360,3680,1440,162)

 頂点に(1010),辺に(010)柱?

(1010)→f=(96,288,240,48)

(010)→f=(12,24,14)

(10)→f=(4,4)

(1)

f0=10・96=960  (OK)

f1=10・288+40・12=3360  (OK)

f2=10・240+40・24+80・4=3680  (OK)

f3=10・48+40・14+80・4+80・(1)=1440  (OK)

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