■単純リー環を使った面数数え上げ(その66)

 数値上は一見前進したかのように見えるが,勘違いを生じているものもあるようだ.4次元正軸体系切頂切稜多面体について再考してみたい.

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【1】正軸体系(1010)→f=(96,288,240,48)

 頂点に(010),辺に(10)柱ができている(OK).

(010)→f=(12,24,14)

(01)→f=(4,4)

f0=8・12=96  (OK)

f1=8・24+24・4=288  (OK)

f2=8・14+24・4+32・1=240  (OK)

f3=8+24+16=48はワイソフ算術で計算 (OK)

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【2】正軸体系(0101)→f=(96,288,248,56)

 頂点に(101)ができているが,辺は消失していて,正方形面を重複して数え上げていることになる.

(101)→f=(24,48,26)

(01)→f=(4,4)

f0=8・24−24・4=96  (OK)

f1=8・48−24・4=288  (OK)

f2=8・26−24・1+32・1=216  (NG)

f3=8+32+16=56はワイソフ算術で計算 (OK)

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 ここで,(1111)について思い出してみると

(1,1)→f=(8,8)

(1,1,1)→f=(48,72,26)

(1,1,1,1)→f=(384,768,464,80)

468=8・26+24・8+32・2

すなわち,

(2)

(8,8)

(48,72,26)

(384,768,464,80)

になっている.

 また,(1001)について思い出してみると

(01)→f=(4,4)

(001)→f=(8,12,6)

(1001)→f=(64,192,208,80)

208=8・6+24・4+32・2

すなわち,

(2)

(4,4)

(8,12,6)

になっている.

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(2)ならば

f0=8・24−24・4=96  (OK)

f1=8・48−24・4=288  (OK)

f2=8・26−24・1+32・2=248  (OK)

f3=8+32+16=56はワイソフ算術で計算 (OK)

となるが,(1)とするか(2)とするかの切り分けはどうなっているのだろうか?

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