■単純リー環を使った面数数え上げ(その62)

 OK:(1010),(1110)

 NG:(0101),(0111)

 NG:(1101),(1011)  f2だけNG

の結果は,全切頂切稜型・半切頂切稜型,単純多面体・非単純多面体の別とは無関係のようである.

 そうなると,0→原正多面体(正単体系であれば正単体,正軸体系であれば立方体)のデータを用いることが考えられるところであるが,・・・

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 (その57)について,答えから逆にたどってみる.

【1】正単体系(0101)→f=(30,90,80,20)

 5個の頂点に正単体系(101)ができる.それを切稜する.

(101)→f=(12,24,14)

(01)→f=(3,3)

f0=5・12=60  (NG)

f1=5・24+10・3=150  (NG)

f2=5・14+10・3+10・1=110  (NG)

f3=5+10+5=20はワイソフ算術で計算 (OK)

正単体系

(010)→f=(6,12,8)

(10)→f=(3,3)

であれば

f0=5・6=30  (OK)

f1=5・12+10・3=90  (OK)

f2=5・8+10・3+10・1=80  (OK)

f3=5+10+5=20はワイソフ算術で計算 (OK)

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【2】正軸体系(0101)→f=(96,288,248,56)

 8個の頂点に正軸体系(101)ができる.それを切稜する.

(101)→f=(24,48,26)

(01)→f=(4,4)

f0=8・24=192  (NG)

f1=8・48+24・4=480  (NG)

f2=8・26+24・4+32・1=336  (NG)

f3=8+32+16=56はワイソフ算術で計算 (OK)

正軸体系

(010)→f=(12,24,14)

(10)→f=(4,4)

であれば

f0=8・12=96  (OK)

f1=8・24+24・4=288  (OK)

f2=8・14+24・4+32・1=240  (NG)

f3=8+32+16=56はワイソフ算術で計算 (OK)

 これだけではf2を修正しきれないが,f2の原正多面体のg1=8を加えればよい.頂点に2次元面ができるという意味だろうか? それとも・・・

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