■ふたりのタイリスト(その3)
私も全部知っているわけではないので,文章にすべきかどうか,公的な場所には載せていいのかどうか迷うところであるが,興味深い裏話があり,
[1]じつは,この六角形のタイルと同様なものはペンローズも見つけていたようである
[2]ただ発表はしておらず,テーラーさんの結果をうけて実は見つけていたということをいったそうである
[3]彼の資料から実際に見つけていたことはたしかのようです.
少しもの悲しいところもある話であるが,Penrose は確かにそう書いています.彼のものは Socolar-Taylor のものと似ていますが,強非周期性の証明がありません.(発表されたのがとてもマイナーな雑誌です.)
Penrose Monotile と ST tile の数学的な違いがあるのかないのか,Moody 先生も興味を持っているようで,先月,京都大学数理解析研究所で行われた「タイル張り力学系とその周辺」の研究会での講演(What is pattern ?)でもそのことをお話されました.
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