■幾何学におけるマイ未解決問題(その2)
[4]2つの多面体,たとえば(010110)と(101001)の距離をどう定義するか,自然な距離構造を導入することはできるか?
について考えてみたい.
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自己双対でない多面体について考えてみるが,n次元では
[1]切頂型:2n−1種類(正多面体も含む)
[2]切頂切稜型:2^n−1種類(正多面体も含む)から切頂型を除く
[1]切頂型:2n−3種類(正多面体を除く)
[2]切頂切稜型:2^n−3種類(正多面体を除く)から切頂型を除く=2^n−2n
距離を定義できるからには木構造でなければならないし,自己双対の場合を考えると左右対称になるはずである.
ファセット数の等しい2つの多面体は近距離にあると考えるのは自然な成り行きであろう.したがって,3次元多面体では
[1]無切頂型:100>001
[2]切頂型では,
110>010>011
[3]これに,切頂切稜型:101,111の2種類が加わることになる.距離関係がわからないので,?で記すが,
101?111
双対な多面体を考慮すると左右対称になるはずなので,
100>110>010>011>001
V
101
V
111
が妥当なところであるが,感覚的にも大体あっていると思う.
秀逸なアイデアだとは思わないが,そこそこであろう.シャルコフスキーの定理のように,すべてのワイソフコードを自然な順序に並べることができるだろうか?
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