■ウォリスの公式とオイラー積(その5)

 上界を計算すると

  Πq^4/(q^4−1)<810/64π^2=1.28235

  Πq^6/(q^6−1)<25515/512π^3=1.60726

であった.

 しかし,

  Πq^k/(q^k−1)

の上界はkが大きくなるほど1に近づくはずである.

 一応の上界は得られたが,評価に値するほどのものではなさそうである.

  1<Πq^2/(q^2−1)<?

だけ上界が得られなかったが,それと大差なしというのが結論である.

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