■折り紙の三等分(その5)
【1】方法1
[1]折り紙のひとつの角が辺の中点に来るように折る.たとえば,点Cが辺ADの中点に来るように折る.このとき,辺ABと折り紙の辺との交点は,辺ABの3等分点になっている.
【2】方法2
[1]AとB,CとDが重なるように折って2等分線をつける
[2]点Bを押さえながら,点Aが2等分線上にくるように折る
[3]ADとの交点をIとする
[4]点BがIに重なるように折り,ABとの交点をJとする
[5]この点Jが辺ABの3等分になっている.
【3】方法3
CDの中点をMとする.
[1]AMを折る
[2]対角線BDを折る
[3]交点が3等分点になっている.
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【4】まとめ
方法1がいかに秀逸かわかるだろう.また,正方形の1辺と対角線の長さの比1:√2は白銀比と呼ばれている.白銀長方形を長辺を2等分するように2つ折りにすると,一回り小さな白銀長方形が現れる.このことから,白銀長方形は紙のサイズの規格になっている.縦横比が1:√2の用紙の三つ折りでは,
ADの中点をMとする.
[1]CMを折る
[2]このとき点Dの移動先点D’が3等分点になっている.
が秀逸さを物語っている.
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