■n次元の立方体と直角三角錐(その322)

 k面数公式を

  n次元正軸体:gk=(n,k+1)2^(k+1)

  n次元正単体:hk=(n+1,k+1)

とおく.k=[0,n−1]

  gk/hk=2^(k+1)(n−k)/(n+1)=2^(k+1){1−(k+1)/(n+1)}

 k=0のとき,常にg0>h0であるが,任意のkについてもgk>hkが成り立つ.

 2系統のワイソフ構成が同じであれば,Gs=Go(ms≦mo)であるから,頂点数が一致するためには,2系統のワイソフ構成が異なっていてGs>Go,とくに,s>oであることが望ましい.このとき,ms=moになるだろうか?・・・という問題に帰着される.

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 s=o+d,d≦n−o−1,oの最後の連の長さをr(≦o+1)とおくと,

  ms=mo−r(n−o−1)−r+d(n−o−1−d)+d

  −r(n−o−1)−r+d(n−o−1−d)+d

 =(d−r)(n−o−1)−d^2<0

となって,ms≠mo

 要するにoより後ろに1があると次数は大きくなるというのが,証明のラフプロットである.残る可能性はoより前の1が少なくなることによって,その効果が相殺される場合があるかもしれないということである.

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