■n次元の立方体と直角三角錐(その319)

 ここでは単純多面体(シンプル)の逆の「複雑多面体」を考える.正単体(シンプレックス)や超立方体は単純多面体である.正軸体は単純多面体ではないが,複雑多面体(コンプレックス)でもない.

【1】3次元の場合

[2]形状ベクトル[0,1,0]:m=4(正四面体系ではm=4)

【2】4次元の場合

[2]形状ベクトル(0,1,0,0):m=8(正5胞体系ではm=6)*

【3】5次元の場合

[3]形状ベクトル(0,0,1,0,0):m=12(9)*

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 複雑多面体の形状ベクトルは,

[a]nが奇数のとき(n=2k+1)

  [0,・・,0,1,0,・・,0]

[b]nが偶数のとき(n=2k)

  [0,・・,0,1,0,0,・・,0]

で,後者は正軸体の基本単体の頂点Pn/2-1(超立方体の基本単体の頂点Pn/2)を通る超平面で切領した図形,前者は正軸体の基本単体の頂点P(n-1)/2(超立方体の基本単体の頂点P(n-1)/2+1)を通る超平面で切領した図形.

 次数を求めてみると

[a]m=2k(k+1)        (正軸体系)

   m=k(k+1)+(k+1)   (正単体系)

[b]m=2k^2            (正軸体系)

   m=k^2+k           (正単体系)

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