■n次元の立方体と直角三角錐(その303)
(その302)の続きである.(その301)の
[4]同じ象限で,Q(x1,・・・xn)から最小偏差にある次数を求める.他の象限の次数は,成分の符号をひとつ変えたもので,最小偏差にある次数を求める.ここはコンピュータを用いた総当たり的な手法で求めることができる.
に対応する正単体版対応物である.
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【1】n次元正単体版のf1アルゴリズム
点Qを
P0P1=(2a1,0,0,0,・・・,0)
P0P2=(a1,3a2,0,0,・・・,0)
P0P3=(a1,a2,4a3,0,・・・,0)
P0P4=(a1,a2,a3,5a4,・・・,0)
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P0Pn-1(a1,a2,a3,a4,・・・,nan-1,0)
P0Pn=(a1,a2,a3,a4,・・・,(n+1)an)
に垂直な超平面に対して反転する必要がある.
一般に原点を通る超平面は,ベクトルaに対して
a・x=c
原点を通る超平面は
a・x=0
で表される.
a・x=0
に対する点qの像をq’とすると,q−q’がaに平行であり,垂直二等分面になることから
q−q’=2(q,a)a/(a,a)
が成立する.
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