■n次元の立方体と直角三角錐(その301)

【1】4次元の場合

[1]形状ベクトル(1,0,0,0):m=6(正5胞体系ではm=4)*

[2]形状ベクトル(0,1,0,0):m=8(正5胞体系ではm=6)*

[3]形状ベクトル(0,0,1,0):m=6(正5胞体系ではm=6)

[4]形状ベクトル(0,0,0,1):m=4(正5胞体系ではm=4)

[5]形状ベクトル(1,1,0,0):m=5(正5胞体系ではm=4)*

[6]形状ベクトル(1,0,1,0):m=6(正5胞体系ではm=6)

[7]形状ベクトル(1,0,0,1):m=6(正5胞体系ではm=6)

[8]形状ベクトル(0,1,1,0):m=4(正5胞体系ではm=4)

[9]形状ベクトル(0,1,0,1):m=6(正5胞体系ではm=6)

[10]形状ベクトル(0,0,1,1):m=4(正5胞体系ではm=4)

[11]形状ベクトル(1,1,1,0):m=4(正5胞体系ではm=4)

[12]形状ベクトル(1,1,0,1):m=5(正5胞体系ではm=5)

[13]形状ベクトル(1,0,1,1):m=5(正5胞体系ではm=5)

[14]形状ベクトル(0,1,1,1):m=4(正5胞体系ではm=4)

[15]形状ベクトル(1,1,1,1):m=4(正5胞体系ではm=4)

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[1]形状ベクトル(1,0,0,0)の場合→切頂のみ

  (y−z)/√2=(z−w)/√2=w=0,y=z=w=0

 →(±x,0,0,0)の置換であるから8通り

 →x=1

→(x,0,0,0)は同じ象限に3本(0,x,0,0),(0,0,x,0),(0,0,0,x)

 他の象限に3本(0,−x,0,0),(0,0,−x,0),(0,0,0,−x)→(m=6)

→最小偏差Δ=xは0→xの偏差である

[2]形状ベクトル(0,1,0,0)の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=0,(z−w)/√2=w=0,x=y,z=w=0

 →(±x,±x,0,0)の置換であるから24通り

 →x=y=1/2,z=w=0

→(x,x,0,0)は同じ象限に4本(x,0,x,0),(x,0,0,x),(0,x,x,0),(0,x,0,x)

 他の象限に4本(x,0,−x,0),(x,0,0,−x),(0,x,−x,0),(0,x,0,−x)→(m=8)

→最小偏差Δ=xは0→xの偏差である

[5]形状ベクトル(1,1,0,0)の場合→切頂のみ

  (z−w)/√2=w=0,z=w=0

  (x−y)/√2=(y−z)/√2

 →(±x,±y,0,0)の置換であるから48通り

 →x=2/3,y=1/3,z=w=0

→(x,y,0,0)は同じ象限に3本(y,x,0,0),(x,0,y,0),(x,0,0,y)

 他の象限に2本(x,0,−y,0),(x,0,0,−y)→(m=3)

→最小偏差Δ=yは0→y,y→xの偏差である

 同じ象限の次数は,正軸体と正単体で変わらないから,この差は他の象限の次数の違いに基づいている.[1][2]で2減,[5]で1減.しかし,自己双対性を考えれば(a,b,c,d)の替わりに(d,c,b,a)を用いればよい.

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