■n次元の立方体と直角三角錐(その288)

 5次元正単体系(その257)の場合も再考したい.

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【1】5次元正単体系(g0,g1)=(6,15)

[1]切頂型

 5次元正単体[1,0,0,0,0](6,15)では,頂点の位置に[0,0,0,0]が入り,辺の位置にはそれを結ぶ辺ができると考える.

 [0,0,0](1,0)→[0,0,0,0](1,0)→[1,0,0,0,0,0](5,10)では,

  0×6+1×15=15

あるいは,頂点の位置に[0,0,0,0]が入り,面の位置に正単体系[1,0,0,0](5,10)が入ると考えてもいいだろう.

  (0×6+5×15)/5=15

 [0,1,0,0,0](15,60)では,頂点の位置に正単体系[1,0,0,0](5,10)が入り,面の位置に正単体系[0,1,0,0](10,30)が入ると考える.

  (10×6+30×6)/4=60

 [0,0,1,0,0](20,90)では,頂点の位置に正単体系[0,1,0,0](10,30)が入り,面の位置に正単体系[0,0,1,0](10,30)が入ると考える.

  (30×6+30×6)/4=90

 [1,1,0,0,0](30,75)では,頂点の位置に正単体系[1,0,0,0](5,10)が入り,面の位置に正単体系[1,1,0,0](20,40)が入ると考える.

  (10×6+40×6)/4=75

 [0,1,1,0,0](60,150)では,頂点の位置に正軸体系[1,1,0,0](20,40)が入り,面の位置に正単体系[0,1,1,0](30,60)が入ると考える.

  (40×6+60×6)/4=150

 (その257)と同じである.

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[2]切頂切稜型

 [1,0,1,0,0](60,240)では,頂点の位置に正単体系[0,1,0,0](10,30)が入り,辺の位置に正単体系[1,0,0](4,6)柱が入ると考える.

  30×6+4×15=240

 [1,0,0,1,0](60,270)では,頂点の位置に正単体系[0,0,1,0](10,30)が入り,辺の位置に正単体系[0,1,0](6,12)柱が入ると考える.

  30×6+6×15=270

 [1,0,0,0,1](30,120)では,頂点の位置に正単体系[0,0,0,1](5,10)が入り,辺の位置に正単体系[1,0,0,0](4,6)柱が入ると考える.

  10×6+4×15=120

 [1,1,1,0,0](120,300)では,頂点の位置に正単体系[1,1,0,0](20,40)が入り,辺の位置に正単体系[1,0,0](4,6)柱が入ると考える.

  40×6+4×15=300

 [1,1,0,1,0](180,630)では,頂点の位置に正単体系[1,0,1,0](30,90)が入り,辺の位置に正単体系[0,1,0](6,12)柱が入ると考える.

  90×6+6×15=630

 [1,1,0,0,1](120,420)では,頂点の位置に正単体系[1,0,0,1](24,60)が入り,辺の位置に正単体系[0,0,1](4,6)柱が入ると考える.

  60×6+4×15=420

 [1,0,1,1,0](180,540)では,頂点の位置に正単体系[0,1,1,0](30,60)が入り,辺の位置に正単体系[1,1,0](12,18)柱が入ると考える.

  60×6+12×15=540

 [1,0,1,0,1](180,720)では,頂点の位置に正単体系[0,1,0,1](30,90)が入り,辺の位置に正単体系[1,0,1](12,24)柱が入ると考える.

  90×6+12×15=720

 [1,1,1,1,0](360,900)では,頂点の位置に正単体系[1,1,1,0](60,120)が入り,辺の位置に正単体系[1,1,0](12,18)柱が入ると考える.

  120×6+12×15=900

 [1,1,1,0,1](360,1080)では,頂点の位置に正単体系[1,1,0,1](60,150)が入り,辺の位置に正単体系[1,0,1](12,24)柱が入ると考える.

  150×6+12×15=1080

 [1,1,0,1,1](360,1080)では,頂点の位置に正単体系[1,0,1,1](60,150)が入り,辺の位置に正単体系[0,1,1](12,18)柱が入ると考える.

  150×6+12×15=1080

 [1,1,1,1,1](720,1800)では,頂点の位置に正単体系[1,1,1,1](120,240)が入り,辺の位置に正単体系[1,1,1](24,36)柱が入ると考える.

  240×6+24×15=1800

 (その257)と全く同じ.

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 (その257)でうまく計算できないは[0,*,*,*,0]型の切頂切稜型であった.

 [0,1,0,1,0](90,360)では,頂点の位置に正単体系[1,0,1,0](30,90)が入り,辺の位置に正単体系[0,1,0](6,12)柱が入ると考える.

  90×6+6×15=630  (NG)

 [0,1,1,1,0](180,450)では,頂点の位置に正単体系[1,1,1,0](60,120)が入り,辺の位置に正単体系[1,1,0](12,18)柱が入ると考える.

  120×6+12×15=900  (NG)

となって,何ら事情は変わらない.

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