■n次元の立方体と直角三角錐(その281)
(その277)に倣って,4次元の場合はどうであるのか調べてみたい.切面によって生成される辺数をどう見積もるべきか?
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【1】4次元正単体系における検証
(n−0,n−2)=n(n−1)/2
(n−1,n−2)=n−1
より,P0のまわりには6個の2次元面,P1のまわりには3個の2次元面がある.N0=5,N1=10より,
切頂によってできる辺数は6・5=30個
切稜によってできる辺数は0,10,3・10=30あるいは6・10=60個
[1]形状ベクトル[0,1,0,0]の場合,30+0=30
[2]形状ベクトル[1,1,0,0]の場合,30+10=40
[3]形状ベクトル[1,0,1,0]の場合,30+?=90
[4]形状ベクトル[1,0,0,1]の場合,30+?=60
[5]形状ベクトル[0,1,1,0]の場合,30+?=60
[6]形状ベクトル[1,0,1,0]の場合,30+?=90
[7]形状ベクトル[1,1,1,0]の場合,30+?=120
[8]形状ベクトル[1,1,0,1]の場合,30+?=150
[9]形状ベクトル[1,1,1,1]の場合,30+?=240
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【2】4次元正軸体系における検証
2^2(n−1,2)=2(n−1)(n−2)
2^1(n−2,1)=2(n−2)
より,P0のまわりには12個の2次元面,P1のまわりには4個の2次元面がある.N0=8,N1=24より,
切頂によってできる辺数は12・8=96個
切稜によってできる辺数は0,24,4・24=96あるいは8・24=192個
[1]形状ベクトル[0,1,0,0]の場合,96+0=96
[2]形状ベクトル[0,0,1,0]の場合,96+0=96
[3]形状ベクトル[1,1,0,0]の場合,96+?=120
[4]形状ベクトル[1,0,1,0]の場合,96+?=288
[5]形状ベクトル[1,0,0,1]の場合,96+?=192
[6]形状ベクトル[0,1,1,0]の場合,96+?=192
[7]形状ベクトル[0,1,0,1]の場合,96+?=288
[8]形状ベクトル[0,0,1,1]の場合,96+?=128
[9]形状ベクトル[1,1,1,0]の場合,96+?=384
[10]形状ベクトル[1,1,0,1]の場合,96+?=480
[11]形状ベクトル[1,0,1,1]の場合,96+?=480
[12]形状ベクトル[0,1,1,1]の場合,96+?=384
[13]形状ベクトル[1,1,1,1]の場合,96+?=768
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【3】まとめ
切頂が深くなると生成される辺の数が増える一方,残存する辺の数が減り,結構複雑である.また,切面によって生成される辺数をどう見積もるべきかという問題も派生する.間接法の方が簡単に思える所以である.
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