■n次元の立方体と直角三角錐(その275)
4次元のf1公式(間接法)はうまくいっていると思われたのだが,それは表面上のことであって,個別に調べるとおかしなところもあるようだ.それはともかく,もう一度,直接法に原点回帰してみたい.
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【1】直接法
n次元正軸体の面数公式:gk=(n,k+1)2^(k+1)
n次元正単体の面数公式:gk=(n+1,k+1)
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【2】直接法の反転公式
[1]n次元正単体において,k次元胞に接する(それを含む)m次元胞(m>k)は,双対を考えて,n−k次元胞内のn−m次元胞と同数,
(n−k,n−m)
[2]n次元正軸体において,k次元胞に接する(それを含む)m次元胞(m>m>k)は,2項係数を使って,
2^m-k(n−1−k,m−k)
なお,m<kのときは,k次元正単体の含むm次元胞の数は
(k+1,m+1)
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【3】反転公式の適用
切頂により生成される辺の数はk=0,m=2,切頂により生成される辺の数はk=1,m=2とおくことが基本となる.
[1]n次元正単体の場合
(n−0,n−2)=n(n−1)/2
(n−1,n−2)=n−1
[2]n次元正軸体の場合
2^2(n−1,2)=2(n−1)(n−2)
2^1(n−2,1)=2(n−2)
しかし,切頂が深くなると生成される辺の数が増える一方,残存する辺の数が減り,結構複雑である.また,しかし,この方法はP0,P1周囲で正多角形をなすことを暗に仮定しているので,NGである可能性がある.
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