■n次元の立方体と直角三角錐(その258)

【1】4次元正軸系(g0,g1)=(8,24)

[1]切頂型

 5次元正軸体[1,0,0,0,0](10,40)では4次元正単体[1,0,0,0](5,10)が辺の回りに5個ずつ集まっている.したがって,[Y]=[X,0]において,

  f1=Xの辺数×原正多面体のファセット数/4

になると思われる.

 正単体[1,0,0,0](5,10)→[1,0,0,0,0](10,40)では,

  (10×32)/4=80  (NG)

 正単体系[0,1,0,0](10,30)→[0,1,0,0,0](40,240)では,正軸体系[1,0,0,0](8,24)10個分が加わって

  (30×32+24×10)/4=300  (NG)

 正単体系[0,0,1,0](10,30)→[0,0,1,0,0](80,480)では,正軸体系[0,1,0,0](24,96)10個分が加わって

  (30×32+96×10)/4=480

 正単体系[0,0,0,1](5,10)→[0,0,0,1,0](80,320)では,正軸体系[0,0,1,0](32,96)10個分が加わって

  (10×32+96×10)/4=320

 正軸体系[0,0,0,1](16,32)→[0,0,0,0,1](132,80)では,

   (32×10)/4=80

 正単体系[1,1,0,0](20,40)→[1,1,0,0,0](80,280)では,正軸体系[1,0,0,0](8,24)10個分が加わって

  (40×32+24×10)/4=380  (NG)

 正単体系[0,1,1,0](30,60)→[0,1,1,0,0](240,720)では,正軸体系[1,1,0,0](48,120)10個分が加わって

  (60×32+120×10)/4=780  (NG)

 正単体系[0,0,1,1](20,40)→[0,0,1,1,0](320,800)では,正軸体系[0,1,1,0](96,192)10個分が加わって

  (40×32+192×10)/4=800

 正単体系[0,0,0,1](5,10)→[0,0,0,1,1](160,400)では,正軸体系[0,0,1,1](64,128)10個分が加わって

  (10×32+128×10)/4=400

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[2]NG

  [1,0,0,0,0],[0,1,0,0,0]

  [1,1,0,0,0],[0,1,1,0,0]

と多くの準正多胞体でつまづいてしまった.

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[3]切頂切稜型

 [1,0,0](6,12)→[0,1,0,0](24,96)→[1,0,1,0,0](240,1200)では,[Y]=[1,X]と考えることにして

  96×10+6×40=1200

 [0,1,0](12,24)→[0,1,0,0](24,96)→[1,0,0,1,0](320,1440)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  96×10+12×40=1440

 [0,0,1](8,12)→[0,0,0,1](16,32)→[1,0,0,0,1](160,640)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると

  32×10+8×40=640

 [0,1,0](12,24)→[0,1,0,0](24,96)→[0,1,0,0,1](320,1440)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  96×10+12×40=1440

 [1,0,0](6,12)→[1,1,0,0](48,120)→[1,1,1,0,0](480,1440)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると

  120×10+6×40=1440

 [0,1,0](12,24)→[1,0,1,0](96,288)→[1,1,0,1,0](960,3360)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると

  288×10+12×40=3360

 [0,0,1](8,12)→[1,0,0,1](96,192)→[1,1,0,0,1](640,2240)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると

  192×10+8×40=2240

 [1,1,0](24,36)→[0,1,1,0](96,192)→[1,0,1,1,0](960,2880)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると

  192×10+24×40=2880

 [1,0,1](24,48)→[0,1,0,1](96,288)→[1,0,1,0,1](960,3840)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると

  288×10+24×40=3840

 [1,0,0](8,24)→[1,0,0,1](64,192)→[1,0,0,1,1](640,2240)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  192×10+8×40=2240

 [0,1,1](24,36)→[0,1,1,0](96,192)→[0,1,1,0,1](960,2880)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  192×10+24×40=2880

 [0,1,0](12,24)→[0,1,0,1](96,288)→[0,1,0,1,1](960,3360)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  288×10+12×40=3360

 [0,0,1](8,12)→[0,0,1,1](64,128)→[0,0,1,1,1](640,1600)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  128×10+8×40=1600

 [1,1,0](24,36)→[1,1,1,0](192,384)→[1,1,1,1,0](1920,4800)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると

  384×10+24×40=4800

 [1,1,1](48,72)→[1,1,1,0](192,384)→[1,1,1,0,1](192,5760)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  384×10+48×40=5760

 [1,1,0](24,36)→[1,1,0,1](192,480)→[1,1,0,1,1](1920,5760)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  480×10+24×40=5760

 [1,1,1](48,72)→[0,1,1,1](192,384)→[1,0,1,1,1](1920,5760)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると

  384×10+48×40=5760

 [0,1,1](24,36)→[0,1,1,1](192,384)→[0,1,1,1,1](192,4800)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  384×10+24×40=4800

 [1,1,1](48,72)→[1,1,1,1](384,768)→[1,1,1,1,1](384,9600)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると

  768×10+48×40=9600

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[4]NG

 [0,1,0](12,24)→[0,1,0,0](24,96)→[0,1,0,1,0](480,1920)では,[Y]=[X,1]と考えることができない.

  96×10+12×40=1440  (NG)

 [0,1,1](24,36)→[0,1,1,1](192,384)→[0,1,1,1,0](960,2400)では,[Y]=[X,1]と考えることができない.

  384×10+24×40=4800  (NG)

 一致しないのは,切稜型の場合と同じ事情であろう.

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