■n次元の立方体と直角三角錐(その254)
以前,空間充填2^n+2n胞体には,2(2^n−1)胞体や3^n−1胞体にみられた逐次構造がないと書いたが,高次元準正多胞体にがある程度の逐次構造があることがわかった.しかし,縮退が加わり,個別に調べるしかないところもあるようだ.
切頂型と切頂切稜型に分けて検討してみたい.
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【1】4次元正単体系(g0,g1)=(5,10)
[1]切頂型
4次元正単体[1,0,0,0](5,10)では3次元正単体[1,0,0](4,6)が辺の回りに3個ずつ集まっている.したがって,[Y]=[X,0]において,
f1=Xの辺数×原正多面体の頂点数/3
f1=Xの辺数×原正多面体のファセット数/3
になると思われる.
[1,0,0](4,6)→[1,0,0,0](5,10)では,
(6×5)/3=10
[0,1,0](6,12)→[0,1,0,0](10,30)では,正四面体[1,0,0]5個分が加わって
(12×5+6×5)/3=30
[1,1,0](12,18)→[1,1,0,0](20,40)では,正四面体[1,0,0]5個分が加わって
(18×5+6×5)/3=40
[1,1,0](12,18)→[0,1,1,0](30,60)では,切頂四面体[0,1,1]5個分が加わって
(18×5+18×5)/3=60
したがって,
[Y]=([X,*]+[*,X])/3
の構造になっていることがわかる.
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[2]切頂切稜型
[0,1](3,3)→[0,1,0](6,12)→[0,1,0,1](30,90)では,[Y]=[X,1]と考えることにして
12×5+3×10=90
[1,0](3,3)→[0,1,0](6,12)→[1,0,1,0](30,90)では,[Y]=[1,X]と考えることにして
12×5+3×10=90
[1,0](3,3)→[1,0,0](4,6)→[1,0,0,1](20,60)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると
6×5+3×10=60
[0,1](3,3)→[0,0,1](4,6)→[1,0,0,1](30,60)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると
6×5+3×10=60
[0,1](3,3)→[0,1,1](12,18)→[0,1,1,1](60,120)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると
18×5+3×10=120
[1,0](3,3)→[1,1,0](12,18)→[1,1,1,0](60,120)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると
18×5+3×10=120
[1,1](6,6)→[1,1,0](12,18)→[1,1,0,1](60,150)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると
18×5+6×10=150
[0,1](3,3)→[1,0,1](12,24)→[1,1,0,1](60,150)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると
24×5+3×10=150
[1,0](3,3)→[1,0,1](12,24)→[1,0,1,1](60,150)では,24×5+3×10=150
[1,1](6,6)→[0,1,1](12,18)→[1,0,1,1](60,150)では,18×5+6×10=150
[1,1](6,6)→[1,1,1](24,36)→[1,1,1,1](120,240)では,[Y]=[X,1]と考えることにすると
36×5+6×10=240
[1,1](6,6)→[1,1,1](24,36)→[1,1,1,1](120,240)では,[Y]=[1,X]と考えることにすると
36×5+6×10=240
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