■n次元の立方体と直角三角錐(その247)

 ワイソフ構成と座標の関係から,fn-1公式をみてみよう.

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【1】3次元正軸体のfn-1公式

[1]形状ベクトル[1,0,0]の場合→切頂のみ

  (y−z)/√2=z=0,y=z=0

 →(±x,0,0)の置換であるから6通り

[2]形状ベクトル[0,1,0]の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=0,z=0,x=y

 →(±x,±x,0)の置換であるから12通り

[3]形状ベクトル[0,0,1]の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=(y−z)/√2=0

 → x=y=z →(±x,±x,±x)の置換であるから8通り

[4]形状ベクトル[1,1,0]の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=(y−z)/√2,z=0

 →(±x,±y,0)の置換であるから24通り

[5]形状ベクトル[1,0,1]の場合→切頂・切稜

  (y−z)/√2=0,y=z

  (x−y)/√2=z

 →(±x,±y,±y)の置換であるから24通り

[6]形状ベクトル[0,1,1]の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=0,(y−z)/√2=z

 →(±x,±x,±z)の置換であるから24通り

[7]形状ベクトル[1,1,1]の場合→切頂・切稜

  (x−y)/√2=(y−z)/√2=z

 →(±x,±y,±z)の置換であるから48通り

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【2】4次元正軸体のfn-1公式

[1]形状ベクトル(1,0,0,0)の場合→切頂のみ

  (y−z)/√2=(z−w)/√2=w=0,y=z=w=0

 →(±x,0,0,0)の置換であるから8通り

[2]形状ベクトル(0,1,0,0)の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=0,(z−w)/√2=w=0,x=y,z=w=0 →(±x,±x,0,0)の置換であるから24通り

[3]形状ベクトル(0,0,1,0)の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=(y−z)/√2=0,x=y=z,w=0

 →(±x,±x,±x,0)の置換であるから32通り

[4]形状ベクトル(0,0,0,1)の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=(y−z)/√2=(z−w)/√2=0,x=y=z=w

 →(±x,±x,±x,±x)の置換であるから16通り

[5]形状ベクトル(1,1,0,0)の場合→切頂のみ

  (z−w)/√2=w=0,z=w=0

 →(±x,±y,0,0)の置換であるから48通り

[6]形状ベクトル(1,0,1,0)の場合→切頂・切稜

  (y−z)/√2=w=0,y=z,w=0

 →(±x,±y,±y,0)の置換であるから96通り

[7]形状ベクトル(1,0,0,1)の場合→切頂・切稜・切面

  (y−z)/√2=(z−w)/√2=0,y=z=w

 →(±x,±y,±y,±y)の置換であるから64通り

[8]形状ベクトル(0,1,1,0)の場合→切頂・切面

  (x−y)/√2=w=0,x=y,w=0

 →(±x,±x,±z,0)の置換であるから96通り

[9]形状ベクトル(0,1,0,1)の場合→切頂・切面

  (x−y)/√2=(z−w)/√2=0,x=y,z=w

 →(±x,±x,±z,±z)の置換であるから96通り

[10]形状ベクトル(0,0,1,1)の場合→切頂のみ

  (x−y)/√2=(y−z)/√2=0,x=y=z

 →(±x,±x,±x,±w)の置換であるから64通り

[11]形状ベクトル(1,1,1,0)の場合→切頂・切稜

  w=0

 →(±x,±y,±z,0)の置換であるから192通り

[12]形状ベクトル(1,1,0,1)の場合→切頂・切稜・切面

  (z−w)/√2=0,z=w

 →(±x,±y,±z,±z)の置換であるから192通り

[13]形状ベクトル(1,0,1,1)の場合→切頂・切稜・切面

  (y−z)/√2=0,y=z

 →(±x,±y,±y,±w)の置換であるから192通り

[14]形状ベクトル(0,1,1,1)の場合→切頂・切面

  (x−y)/√2=0,x=y

 →(±x,±x,±z,±w)の置換であるから192通り

[15]形状ベクトル(1,1,1,1)の場合→切頂・切稜・切面

 →(±x,±y,±z,±w)の置換であるから384通り

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 頂点数はわかったが,任意の次元の辺や面の個数の一般式については気になるところである.胞数を数えるだけならば,座標にこだわらず,切り口がどうなるかを順次調べた方が早道である.すなわち,組み合わせ的方法によって求めてみるのがよさそうである.

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