■n次元の立方体と直角三角錐(その241)

 正軸体では

  [Y]=[0,X]または[Y]=[1,X]

として,逐次構造を調べた方がしっくりしていそうであったが,正単体では,

  [Y]=[X,0]または[Y]=[X,1]

の方がわかりやすそうである.自己双対のためだろうか,それとも単に投影方向の違いによっているのか?

 正単体では,Xがファセット方向を向いているため,

  [Y]=[X,0]または[Y]=[X,1]

正軸体では,Xが頂点方向を向いているため,

  [Y]=[0,X]または[Y]=[1,X]

の形に見えた,すなわち,両者の見た目は投影方向の違いに起因していることが窺われた.

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 すなわち,例外はあるにせよ,考え方はほぼ正しいことが確認されたわけで,どうやら本質的な違いではないようである.

 この状況は形状ベクトル毎にf0公式を考えてみた際に,0がk個並ぶと(k+1)個の変数が同値になるので,頂点数は

  正単体系: f0=(n+1)!/(k+1)!

  正軸体系: f0=2^n・n!/(k+1)!

個になるはずであると組み合わせ論的に考えたときに似ている.そうであれば,大幅な修正が必要と思われる.

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