■n次元の立方体と直角三角錐(その227)
[1]n次元正単体において,k次元胞に接する(それを含む)m次元胞(m>k)は,双対を考えて,n−k次元胞内のn−m次元胞と同数,
(n−k,n−m)
です.
nが小さい例で検してみると
[a]n=3,k=0,m=1→(3,2)=3 (OK)
[b]n=3,k=0,m=2→(3,1)=3 (OK)
[c]n=3,k=1,m=2→(2,1)=2 (OK)
[d]k=n−2,m=n−1→(2,1)=2 (OK)
同様に,
[2]n次元正軸体において,k次元胞に接する(それを含む)m次元胞(m>m>k)は,2項係数を使って,
2^m-k(n−1−k,m−k)
です.
nが小さい例で検してみると
[a]n=3,k=0,m=1→2(2,1)=4 (OK)
[b]n=3,k=0,m=2→4(2,2)=4 (OK)
[c]n=3,k=1,m=2→2(1,1)=2 (OK)
[d]k=n−2,m=n−1→2(1,1)=2 (OK)
なお,m<kのときは,k次元正単体の含むm次元胞の数は
(k+1,m+1)
個になります.
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せっかく,一松信先生から反転公式を教えていただいたのに,私の考えた方法自体がNGである可能性が高くなった.私の考えた方法とは
[1]k次元正単体上の点Qの数は求まっている.
[2]P0,P1,・・・,Pn-1周囲に集まるk次元面数を数える.
[3]それぞれの辺は2回ずつ数えられるので2で割る.
しかし,この方法はPk周囲で正多角形をなすことを暗に仮定しているので,NGである可能性がある.すぐにでも検証したいが,風邪で体調を崩したので中断.
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