■帯の結び目を裏返す(その3)
正三角形を10個横に繋げる(1個は糊付けだけのためのもの).実際は9個の正三角形が関係しているので,表裏で合計18面の正三角形がある.この正六角形の折り紙は正三角形が6個でできているから,数字の上からは3面折りが可能である.
n面折りならば,糊付け用の1個を含め
6n/2+1=3n+1
個の正三角形を繋げることになるから,4面折りを実現させるためには正三角形13個,5面折りなら16個,6面折りなら19個,7面折りなら22個,8面折りなら25個,・・・,12面折りなら正三角形の数が37個にもなる.
正三角形数はいくつになるかわかったが,正三角形ををどう配置して繋げるべきだろうか? 正三角形がどういう配置になっているかが肝心であるが,答えを先にいうと,横一列に繋げるのは,3面折り,6面折り,12面折り,24面折り,・・・など
n=3×2^k
のときに限られるという.
次の問題は,折り方はどうなのかであるが,詳細を知りたい読者は
[参]西山豊「数学を楽しむ」現代数学社
を参照されたい.
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