■追跡曲線(その11)
(その8)において, k=2の場合,拡大三角形の1辺の長さは√7になる.ここで,余弦定理
1^2=2^2+(√7)^2−2・2・√7cosα
cosα=5/2√7
θがarccosα進む毎にrの値が√7倍になる→B=√7の1/arccosα乗
もし,r=aexpbθの形であれば
B=expb=√7の1/arccosα乗
b=1/2arccosαlog7
この結果は正三角形に限らず,任意の三角形に対して成り立つとしたが,本当だろうか?
三角形の3辺の長さをa,b,cとする.
c^2=(2a)^2+(a√7)^2−2・2・√7a^2ccosα
a^2=(2b)^2+(b√7)^2−2・2・√7b^2ccosβ
b^2=(2c)^2+(c√7)^2−2・2・√7c^2ccosγ
となって,α,β,γは一般に等しくない.したがって,NG.
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(その9)では,k=2の場合,拡大三角形の1辺の長さは√5になる.ここで,余弦定理
1^2=2^2+(√5)^2−2・2・√5cosα
cosα=2/√5
θがarccosα進む毎にrの値が√5倍になる→B=√5の1/arccosα乗
もし,r=aexpbθの形であれば
B=expb=√5の1/arccosα乗
b=1/2arccosαlog5
この結果は正方形・長方形に限らず,任意の平行四辺形に対して成り立つとしたが,これについても同様である.
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