■n次元の立方体と直角三角錐(その217)
対称性を利用する方法よりも,直接的にルート数を計算する双対版の計算法は捨てがたい魅力がある.運用の仕方を変えることによってうまく計算できないものだろうか?
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【1】双対版の計算例
[1]形状ベクトル[1,1,1]のP0,P1まわりの頂点数は,双対となる立方体の方で考えると,P2,P1まわりの頂点数を求めることになる.
[0,0,1]→[1,1,1],すなわち,P2→P1→P0とたどった頂点数は,k=2とおくと
4k(k−1)=8 (OK)
[0,1,0]→[1,1,1]
は一旦P2に戻り,その後,P2→P0とたどったと考えると,
2k(k−1)=4 (OK)
となるのだが,・・・
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[2]形状ベクトル[1,1,0]のP0,P1まわりの頂点数は,双対となる立方体[0,1,1]の方で考える.
[0,0,1]→[0,1,1]すなわち,P2→P1とたどった場合,k=2として,
2k=4 (OK)
[0,1,0]→[0,1,1]
は一旦P2に戻り,その後,P2→P1とたどったと考えると,k=2として,
2k=4 (NG)
P1→P0とたどった場合,k=1として,
2k=2 (OK)
となるのだが,・・・
やはり,運用の仕方を変えるだけでは正確に計算するのは難しく,根本的なところに間違いがあるようである.これで万事窮すか?
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