■n次元の立方体と直角三角錐(その216)
再度,双対多面体方式(その212)(その213)に戻って,3次元において,正八面体の基本単体と立方体の基本単体の対応を調べてみる.
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P0→P2,P1→P1,P2→P0であるから,
[1,0,0]→[0,0,1]
[0,1,0]→[0,1,0]
[0,0,1]→[1,0,0]
[1,1,0]→[0,1,1]
[1,0,1]→[1,0,1]
[0,1,1]→[1,1,0]
[1,1,1]→[1,1,1]
になると予想されるが,このことは図を描いてみると簡単に確認できる.
たとえば,
[1,0,0]→[1,1,0]
[0,1,0]→[1,1,0]
のルート数を求めたい場合,変換後は
[0,0,1]→[0,1,1]
[0,1,0]→[0,1,1]
となる.
[0,0,1]→[0,1,1]
はよいとしても,
[0,1,0]→[0,1,1]
は不適となる.
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(その213)について再検してみると,
[1]形状ベクトル[1,1,1]のP0,P1まわりの頂点数は,双対となる立方体の方で考えると,P2,P1まわりの頂点数を求めることになる.
[0,0,1]→[1,1,1] (OK)
[0,1,0]→[1,1,1] (NG)
[2]形状ベクトル[1,1,0]のP0,P1まわりの頂点数は,
[0,0,1]→[0,1,1] (OK)
[0,1,0]→[0,1,1] (NG)
うまくいかない理由はこの点にある.
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