■n次元の立方体と直角三角錐(その188)
k次元細胞の数をfkとおく.
n次元正軸体:fk=(n,k+1)2^(k+1)
n次元正単体:fk=(n+1,k+1)
k次元胞の中心Pkの数はfkであるが,PiPjの数はいくつになるだろうか?
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ひとつの稜線を構成する点の数をk1(常に2),ひとつの多角形を構成する辺の数をk2,・・・とおくと,n次元正軸体は
(2,3,4,・・・,n,2^n)
n次元正単体は
(2,3,4,・・・,n,n+1)
になる.
正軸体・正単体ともに,P0P1,・・・の数は2f1,P1P2の数は3f2,P2P3は4f3,・・・となると考えるのは早計である.会合が生じた場合を考慮に入れていないからである,
P0P2,P1P3,・・・となると,ますます難しくなる.たとえば,P0P2については,2次元単体上に0次元面はいくあるか=(3,1),P1P3については,3次元単体上に1次元面はいくあるか=(4,2)として求めることができる.また,全体ではn次元正多面体上に2次元面がいくつあるか=f2,3次元面がいくつあるか=f3によって決まってくるが,この場合も会合を考慮しないといけない.
シュレーフリ記号
(p1,p2,・・・,pn-1)
はpn-3のまわりにn−1次元胞体(p1,p2,・・・,pn-2)がpn-1個すつ会するという意味である.この場合,(p1,p2,・・・,pn-2)は正単体になるが,基本単体の会合数を求めるためには使えそうにない.
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