■アルキメデス角柱と反角柱

 準正多面体の定義は,人によっていろいろなのですが,アルキメデスの立体に,アルキメデスの正角柱(Archimedean prism:上下の底面が正多角形で,側面がすべて正方形であるもの),アルキメデスの反角柱(Archimedean antiprism:アルキメデスの正角柱を少しひねって,側面をすべて正三角形にしたもの)を加えることもあります.各々無限個存在します.

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 これらの双対は正重角柱(すべての面が三角形),反重角柱(すべての面が凧型)である.角柱は三角形面をもたないので堅牢ではないが,反角柱は横向きの荷重に対しては堅牢である.

 しかし,軸に垂直な力に対しては堅牢ではなく,積み重ねられた反角柱はアコーディオンのように畳まれる.そのため,反角柱を使った折り畳み式の構造物が設計されている.

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