■n次元の立方体と直角三角錐(その149)
(その146)でのつまづき
[1](1,0,1)→(0,0,1)の場合
[2](1,0,1)→(1,0,0)の場合
について再考したい.
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[1](1,0,1)→(0,0,1)の場合
8個ある正三角形が点になるから,頂点数は16減,辺数は24減,面数は8減.
12個ある正方形が線になるから,頂点数は24減,辺数は36減,面数は12減.
しかし,実際は頂点数は16減,辺数は36減,面数は20減.
[2](1,0,1)→(1,0,0)の場合
6個ある正方形が点になるから,頂点数は18減,辺数は24減,面数は6減.
12個ある正方形が線になるから,頂点数は24減,辺数は36減,面数は12減.
しかし,実際は頂点数は18減,辺数は36減,面数は18減.
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[3](1,1,1)→(1,0,1)の場合
8個ある正六角形が正三角形になるから,頂点数は24減,辺数は24減,面数は不変.
6個ある正八角形が正方形になるから,頂点数は24減,辺数は24減,面数は不変.
同じ次元での遷移,たとえば六角形面→三角形面,八角形面→正方形面ではNGと思われる.(1,0,1)が関係すると,n−1次元面が0次元〜n−2次元へ縮退するところがうまく整理されないのである.
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それに対して,以下の場合は縮退情報がうまく整理されていることがわかるだろう.
[1](0,1,1)→(0,0,1)の場合
8個ある正三角形が点になるから,頂点数は16減,辺数は24減,面数は8減.
[2](0,1,1)→(0,1,0)の場合
12個ある辺が点になるから,頂点数は12減,辺数は12減,面数は不変.
[3](1,1,0)→(0,1,0)の場合
12個ある辺が点になるから,頂点数は12減,辺数は12減,面数は不変.
[4](1,1,0)→(1,0,0)の場合
6個ある正方形が点になるから,頂点数は18減,辺数は24減,面数は6減.
[5](1,1,1)→(0,1,1)の場合
(8個ある正六角形が正三角形に)12個ある正方形が線になるから,頂点数は24減,辺数は36減,面数は12減.
[6](1,1,1)→(1,1,0)の場合
12個ある正方形が線になるから,頂点数は24減,辺数は36減,面数は12減.
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