■学会見聞録(霧島)
昨夜鹿児島入りし、本日午前中宮本次郎先生とともに高校生に立方体から正12面体を切り出す方法を考えてもらおうという公開授業(第60回全国研究大会)を行ってまいりました。
時間の制約もあったのですが、今回は生徒全員に正12面体の切り出しを体験してもらおうと打ち合わせし、宮本先生が持ち込んだNPO寄贈のカッターと、私が持参したカッターをフル稼働させて見事全員が正12面体を完成させることが出来ました。
普段授業でやらないことを考えることが出来てよかったとか、これまで勉強してきたことが実際に応用できて楽しかったとかの感想がでました。
また傍聴した先生方からは、こんなおもしろいことを生徒だけにやらせておくのはもったいないとか、こういう実験的な数学の授業をもっと開発していきたいという積極的な意見がたくさん出されました。
この場では宮本先生が盛んに私がNPOさんの活動をしていることを宣伝してくださり、持って行った「しみん科学」もあっという間になくなりました。NPO会員でイメージミッション会長の前畑謙次さんも参加しておられました。
もうひとつ個人的にうれしかったのは、多面体折り紙作家の川村みゆきさんが参加してくださったことでした。おなじ九州の佐賀県在住の川村さん(上の写真左。右は宮本先生)は、あすの折り紙の企画に招待されたそうですが、この授業に来られて、以前わたしが「多面体木工」をお送りした御礼を言ってくださり、正12面体の切り出しも体験してよろこんでいただきました。 (中川宏 )
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