■フルヴィッツの定理の証明(その3)
αが黄金比と関係していなければ
(α≠ν[a0:a1,・・・,an,1,1,1,・・・])
定数√5を√8に大きくすることができる.
===================================
【1】証明
α=[a0:a1,a2,・・・]を無理数で,黄金比に関係していないとすると,an≧2があることになる.
[1]無限個のanが3以上である場合
λn-1>an≧3>√8
以下,大きいnに対してan≦2とする.
[2]an=2,an+1=1になるnが無限にある場合
λn=an+1/(1+1/・・)+1/(an-1+1/・・)≧2+1/2+1/3=17/6>√8
[3]十分大きなmに対して,am=2である場合
n>mにおいて,λn=[2:2,2,2・・・]+1/[2:2,2,2・・・]=[2:2,2,2・・・]+[0:2,2,2・・・]
n→∞のとき,λn=1+√2+1/(1+√2)=√8
[3]の場合だけが√8より大きい数に置き換えることができない.
===================================