■n次元の立方体と直角三角錐(その134)
さらに,石井源久先生から理論的な部分をお伝えいただくことになった.
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[1]高速化については、
1度目の高速化のときにほんの少しアルゴリズムを替えたので、少しは検算の意味もありました.2度目の高速化は既に実装しまして、結果としては{3,3,3,3,4}系63個の計算が、
最初7時間→1度目の高速化で5時間半→2度目の高速化で3時間
になりました。
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[2]体積計算について
・2次元の多角形の面積は,以下の方法で求められます.
- 各辺の中心の座標を求め,
- 全体の中心への距離を高さ,各辺を底辺,とした3角形の面積
の和として求める.
・同じように,3次元の多面体の体積は,
- 各側面の中心の座標を求め,
- 全体の中心への距離を高さ,各側面を底面,とする角錐の体積
の和として求める.
・以下,同じように帰納的に求める.
最終的にはコンピュータで出力しますので、小数値になります。角錐分解で具体的に出すのは面倒ですが、 各「側面」の形状と中心までの距離、それらの個数が求まれば(それで求められたも同然で)私としてはできたことにしようと思っています。 (石井源久)
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